「田毎の月」のビデオ作品が映像祭で入賞しました

 「月の都」千曲市の棚田景観の魅力が生んだ「田毎の月」。歌川広重の有名な浮世絵にも描かれた、この文学表現の謎を科学の視点でも解き明かそうとした、さらしなルネサンス会員山岸哲さんのビデオ作品が、“市民による市民のための映像祭”「東京ビデオフェスティバル 2024」で入賞し、3月30日、都内で表彰式が行われました。

 この映像祭は、NPO法人「市民がつくる TVF」(小林はくどう代表理事)の主催。「地域・社会(歴史)」「地域・コミュニティ」「創作・表現」など5つのテーマで計34作品(応募全98作品)が入賞し、山岸さんの作品は、「地域・社会(歴史)」での受賞です。 

 作品名は「歌川広重 田毎の月の謎」(11分)。タイトルにもあるように、広重が「田毎の月」の浮世絵をどのような経緯で描くことになったのかにも触れています。映像祭のHPにもアップされていますので、次をクリックしてご覧ください。

https://tvf2010.org/TVF2024Award34.html

 山岸さんは、広重の浮世絵「田毎の月」の制作に至る詳しい経緯については別に論考をまとめています。「『信濃更科 田毎月 鏡臺山』はいかに成立したか― 歌川広重の頭の中に分け入る ―」  本会HPにアップしていますので、ご覧ください。

「田毎の月」を世にしらしめた広重の浮世絵 その成立の謎を解き明かす論考です
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