令和7年度の活動

 令和7年度は、「月の都」の歴史文化の魅力を楽しく体感しながら学ぶ事業を中心に、下記の6つの事業を展開します。1~4は、千曲市日本遺産推進協議会との連携事業。

 1,「The MOON CITY」の日本遺産HPアップ
 千曲市日本遺産推進協議会から委託を受けて制作した「月の都」ガイド冊子「The MOON CITY」は、千曲市内全2万1千戸配布(令和5年度)をはじめ、日本遺産センターなどで観光客らに印刷物を持ち帰ってもらっているが、令和7年度は、内容を全国、海外の人に手軽に見てもらえるようPDF化し、日本遺産のHPにアップする。写真権利者の許諾取得後、夏前にはアップする。

 2,三峯山ウオーキング 「月の都」の魅力を地学と歴史文学の観点で
 千曲市の南、麻績村との境界にそびえる三峯山。40万年まえの大崩壊をはじめりに「月の都」千曲市の地形が出来てきた。この大崩壊の現場である三峯山の尾根筋を歩き、「姨捨の棚田」や大池などを見て、「月の都」のはじまりを体感楽習する。
 開催日 5月10日(土) 要申し込み 定員50人
 講師:本会副会長塚原弘昭氏(信州大学名誉教授=地震学) 本会会長大谷善邦氏
 参加費 700円(リフト代、保険代、資料代)

 3,広重の浮世絵「鏡台山・田毎の月」の成り立ち解明講演会
 日本遺産「月の都千曲」の代表的構成遺産「田毎の月」は、江戸時代、歌川広重の浮世絵によって全国に知られるようになった。広重は当地に実際にやってきてこの浮世絵を作った。その成立過程の謎を、資料とフィールドワークによって解き明かす。
 開催日 7月26日 会場 八幡公民館(100人収容)
 受講料 有料(資料代込み)
 講師 山岸哲氏(元山階鳥類研究所所長、本会会員)

 4,ステラナビゲーターを活用した「お月見をもっと楽しもう2025」
 月の出所と時刻を、天文アプリの操作でシミュレートして現地検証した令和6年度中秋イベントが好評だったことから、令和7年度中秋もこのアプリを使いパワーアップしたイベントを開催
 開催日 中秋10月6日 会場 日本遺産センター
 無料 定員40人

 5、芭蕉ゆかりの「十六夜観月殿」探訪ウオーキング 
 松尾芭蕉が「更科紀行」の旅でさらしなの中秋名月を見たあと、江戸に戻る途中立ち寄って俳句を詠んだ可能性があるスポットが、千曲市の東隣の坂城町網掛(あみかけ)区にある「十六夜(いざよい)観月殿」。眼下には千曲川、その向こうには埴科郡の東山の山並みががまじかに迫り、この地が月見の名所として続いてきたことが実感できる。このスポットをウオーキングしながら、「月の都さらしな」に心を動かされた芭蕉の気持ちに迫る。
 開催日 11月ごろ 
 有料(資料代含む)

 6,出前授業・出前講座
 千曲市が日本遺産「月の都」になってから始めた小中学校への出前授業と一般向けの出前講座を令和7年度も継続して行う。


 

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