
江戸時代を代表する浮世絵師の歌川広重に、長野県千曲市の宝「田毎の月」と「鏡台山」を1枚に描いた作品があります。当地の観光的な魅力が全国に知れ渡っていくきっかけになった浮世絵です。この浮世絵を広重はどのように描いたのか。その成立過程と、実際にはあり得ないその構図の秘密を解き明かす論考を、さらしなルネサンス会員の山岸哲さん(元山階鳥類研究所所長)と近世文学研究者の玉城司さんがまとめました。
浮世絵の左にそびえる山は、鏡台山(きょうだいさん)と冠着山(かむりきやま)を重ねたという説には驚きます。広重は当地にやってきて実際に光景を見たうえで作画したことも明らかにしています。”特ダネ”満載の論考を次をクリックしてお読みください。https://sarashina-r.com/?p=9647
論考は本編と続編の3部作の冊子にもなっており、販売しています。ご希望の方は次をクリック。 https://sarashina-r.com/?p=9983
また、この論考の内容を分かりやすく親しみやすく話してもらう山岸さんの講演会を2025年7月26日に開催しました。
その時の報告記事は次。https://sarashina-r.com/?p=9527
講演の動画もご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=sjhRsr4acbA&t=3648s