江戸時代を代表する浮世絵師の歌川広重に、長野県千曲市の宝「田毎の月」と「鏡台山」を1枚に描いた作品があります。当地の観光的な魅力が全国に知れ渡っていくきっかけになった浮世絵です。この浮世絵を広重はどのように描いたのか。その成立過程と、実際にはあり得ないその構図の秘密を解き明かす論考を、さらしなルネサンス会員の山岸哲さん(元山階鳥類研究所所長)と近世文学研究者の玉城司さんがまとめました。
浮世絵の左にそびえる山は、鏡台山(きょうだいさん)と冠着山(かむりきやま)を重ねたという説には驚きます。広重は当地にやってきて実際に光景を見たうえで作画したことも明らかにしています。
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なお、この論考の内容を分かりやすく親しみやすく話してもらう山岸さんの講演会を2025年の夏に予定しています。日時など具体的になりましたら、あらためてお知らせします。