2016年4月から5年間、千曲市がどのように観光客を増やしていくかについての計画案ができました。「千曲市観光振興計画案」です。観光課が事務局となり、市内の観光に関係した会社組合や住民団体のみなさんが話し合ってきたものをまとめたものです。
計画案は千曲市の観光振興についての将来ビジョンを「〜古より特別の想いを寄せる憧れの地〜科野 さらしなの里 千曲」と定めています。これは、屋代の将軍塚古墳がある山のふもとの一帯が、長野県が信濃国と記される前の「科野」の中心地であったことと、旧更級郡域である千曲川の川西地区が平安時代から都人をはじめ全国の人の憧れの地であったことに焦点をあて観光を盛り上げていこうという宣言です。
計画案には、戸倉上山田温泉だけでなく八幡や稲荷山にある温泉までを一体のものにして「さらしな温泉郷」と呼び、千曲市の温泉の魅力をパワーアップする案も盛り込まれています。このビジョンを実現していくために望ましい運営組織の在り方も記されています。
現在、観光課は計画案について市民の意見を聞き、とりまとめる作業を行っており、4月からは案を取って正式な計画にし、施策として進めていくことになります。
画像は計画案の中の「将来ビジョン」の記載のページ(26ページ)を抜き出したもの。ここををクリックすると、PDFが現われ、計画案の全文が読めます。関係する千曲市のホームページはここをクリックしてください。「科野」と「さらしな」の関係についてはここもクリックしてごらんください。