農民一揆「午札騒動」に光あて直すー4月10日上山田で演劇公演

午札チラシ

明治時代のはじめ、当地で後に「午札(うまさつ)騒動」と呼ばれる大きな農民一揆が起こりました。当地を治めていた松代藩の財政政策がまずく、農民が大変苦しい生活を余儀なくされたためです。その「首謀者」とされたのが現在の千曲市上山田に生まれ育った小平甚右衛門さん。松代藩主に窮状を直訴し、財政政策は変更になったのですが、甚右衛門さんは一揆の責任をとり、斬首されました。

千曲市上山田の劇作家・演出家の村上雅人さんがこのほど、この一揆と甚右衛門さんの行動に光を当て直す演劇を企画しました。午札騒動は150年近く前のことですが、今も明治のはじめのように「混沌」の状態。どんな舞台になるか楽しみです。

上山田文化会館で4月10日、「午札騒動考」というタイトルでの演劇公演があり、チケットを販売中です。チラシの画像をクリックすると、拡大します。公演のホームページはこちらから。村上さんは「六花亭」というレストランの経営者です。

チラシにある「大幸(たいこう)」とは、更級郡羽尾村(明治の市町村合併で更級村に、現在の千曲市仙石)生まれの大谷幸蔵さんのこと。幸蔵さんは商才をみこまれ、松代藩の財政政策にも深くかかわっていた人です。幸蔵さんについてはこちらもごらんください。

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