磐梯山のふもとに「佐良志奈神社」があります

磐梯神社・磐梯山と福島県磐梯(ばんだい)町に「佐良志奈(さらしな)神社」があります。福島のシンボル磐梯山のふもとです。明治の市町村合併が行われた1889年までは「更科村」と呼ばれた地域です。昨年、会津に行く用事があり、立ち寄りました。詳しく調べていないので、はっきりしたことは分かりませんが、この村の名前は信濃の国の更級(さらしな)にちなんだ可能性があるのではと思います。この訪問の前に会津に行ったときは磐梯山の山並みから上る月のすごさにおどろいたことがあります。月が美しく、すごく見えるので、月のさらしなの地名を村の名前にしたのではないか…。
写真の右上、雲の上に顔を出しているのが磐梯山、ふもとの田んぼのなかにあるこんもりとした丘の上に佐良志奈神社があります。幹線道路沿いに鳥居があり、参道を歩いた先の森の中にあります。入口には「指定村社佐良志奈神社」と刻まれた立派な社標がたっています。地域の人たちがこの神社に寄せてきた厚い信仰の歴史が見えていました。さらしなの里の佐良志奈神社については更級への旅3号、全国各地にある「さらしな」については更級への旅49号をごらんください。(大谷善邦)

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