冠着山に見られる植物・植生は、長野県の北と南の境にあたり、その様がよくわかると言われています。冠着山の自然と文化遺産を保存する会は7月5日、観察会(無料)を開きます。案内をお願いしたのは、信州大学理学部准教授の島野光司先生。島野先生から次のガイダンスをいただいています。
善光寺平の南端付近に座る冠着山(姨捨山)は、標高が1252mで、植生帯としては「山地帯・落葉広葉樹林帯」に相当します。この植生帯は標高700mから1700mですから、冠着山周辺は山の植物たちの中心的な生育地と言えます。身近な山野、身近な植物を知るきっかけとなったらいいなと思っています。今回、花が見れない植物でも、知っていれば、また花の時期に訪れることができるでしょう。まずは親しむことが大切だと思います。(島野)
ご希望の方は午後1時半、坊城平いこいの森にお集まりください。申し込み不要。詳しくはチラシの画像をクリックしてください。なおこの観察会は「冠着大学」の第2回講座。冠着大学については次をご覧ください。「御神木のもとに冠着大学」「勉強の広場だった山の神、冠着大学」