ここにアップした写真はことしの水無月(みなづき、6月)の満月(6月18日)の写真。馬場條・さらしなルネサンス副会長が、千曲市八幡の平和橋の左岸の堤防から撮ったものです。
月は、さらしなの里を代表する美しい月が現れる鏡台山方面(埴科郡)からのぼっています(正確には五里ケ峰)。手前は車が入れない歩行者自転車専用道の堤防(さらしなビューライン)。その向こう側は千曲川の河川敷に張られた水田です。「田毎の月」で知られる国の重要文化的景観の「姨捨の棚田」はこの近く、標高の高いところにありますが、ともに水があることで暗闇の月と里の美しさが際立ちます。
さらしなの里の月の凄さはやっぱり、やっぱり水があるからだと思います。さらしなの里を都人の大きな憧れにしたのは千曲川の存在が欠かせません。この堤防を歩くと分かることがあります。馬場さんはこの写真を撮影したとき、次のように感じたそうです。
「間違いなく複数の田に月が映っていました。もの凄く荘厳で美しい姿です」