信州千曲市にある「さらしなの里」は、古代から日本人のあこがれでした。さらしなルネサンスはその理由を明らかにする「さらしな学わくわく講座」を今年も開催します。
今から1100年近く前の平安時代前期、天皇の意向で初めて編まれた「古今和歌集」に載る「わが心慰めかねるさらしな姨捨山にてる月をみて」が、さらしなを全国区にするきっかけだったのですが、講座の第1回(5月25日)では、長野県立歴史館前学芸部長の青木隆幸先生が、当時のさらしなの里の人たちの心に分け入り、その精神世界に迫ります。
今年の「さらし学講座」は計5回。青木先生のお話を踏まえ、さらに棚田ウオーキング、冠着山(姨捨山)登山、月の音楽鑑賞、手打ちさらしなそばといった体験的な切り口を通じて、「さらしな」の魅力を深掘りします。絵本「さらちゃん」に登場するさらしなの美しい風景にもご案内します。(画像をクリックすると,チラシが現れ、印刷できます)