千曲市協働事業に取り組む住民団体が、これまでの取り組みについて中間報告をする集まりが2月14日、戸倉創造館大ホールでありました。さらしなルネサンスは、千曲市に残る「さらしな」の地名を文化・教育・経済活動に活用して千曲市をもっと魅力的にすることを目指す団体。まずは「さらしな」の魅力を掘り下げて分かりやすく紹介するガイド冊子「美しさらしな」の制作(A4版、32ページ,フルカラー)を進めています。ほぼ編集が終わり、3月中の発行を目指しています。
中間報告会では、出来上がったページの一部をスクリーンで紹介しながら、これまでの経過を話しました。長野大学の松下重雄准教授による「協働で社会に役立つ喜びとは」の講演もあり、具体的な事例をお聞きし参考になりました。
ほかの団体の報告なども聞いて思ったのは、協働事業というのは、行政と市民との協働でお互いに協力補完しあいながら、より良く暮らせる、生き生きと充実感ある人生をおくれるまちづくりをしていくものであるということです。「自らの町は自らつくる」市民の意識づくり、協力、実行が決め手です。行政と市民を巻き込む熱意が根底になくてはダメだと思います。
ガイド冊子制作を一緒に進めた千曲市歴史文化財センターの担当者も「意外と知らないことがあり、さらしなルネサンスのメンバーの熱意が大きく、協働で一緒に作って行く面白さ、やりがいも感じられた」とおっしゃってくださいました。
ガイド冊子の完成後は、発刊記念講演会を行います。さらに冊子で取り上げた項目を中心に、他のグループとも協力して活動を進めるツールとして使い輪を広げて行きたいと思っています。(西澤賢史)