今年11月5日(土)、長野県千曲市が「さらしなそば」の名前に取られた地名「さらしな」の地であることなどを紹介するイベントが開かれます。イベント名は「さらしなの里そば祭り」。千曲市の産業振興課と観光課が中心になって企画を進めており、千曲川流域の特産品の販売フェアと一緒の開催です。会場は新築改装された温泉も楽しめる白鳥園。食べて学んで、おなかもあたまも幸せにという企画です。さらしなルネサンスも実行委員会のメンバーに加わっており、どんな形の協力ができるか練っています。さらに詳しいことが決まりましたら、またお知らせします。
千曲市役所が作った企画書の「さらしなの里そば祭り」についての開催目的を、下記にそのまま載せましたので、ご覧ください。イベントの全体企画については千曲市産業振興課のサイト。イベント企画書はここをクリックしてください。
○さらしなの里そば祭り
「さらしなそば」は全国的にも高い知名度を得ており、江戸時代、江戸の地でそば店を創業した太物商清右衛門(祖先は信州更級郡出身)により確立された「さらしなそば」は、蕎麦の実の中心部分をひいた、純白で貴重なそば粉(一番粉)でつくられます。一番粉のみを使用した白いそばが「さらす」などの言葉を連想させるように、「さらしな」という言葉は「すがすがしさ、清冽さ」を想起させます。
しかし、それを千曲市と紐付いて認知している方々の割合は残念ながら、比してかなり低いと思われます。
伝統的にそばの名産地、美味しいそばの食べられる地として名高い信州の中でも、「さらしなの里」であり古くから交通の要衝でもある千曲市において、大勢の人に打ち立て・茹で立てのそばを食べていただく「そばブース出店」と、「さらしなそば」を中心とした手打ちそばの「実演・試食会」によって、「さらしなの里」と「さらしなそば」や歴史・文化のつながりを実感していただくため、「さらしなの里」そば祭りを開催します。
特に、古くから多くの文化人に愛された「さらしなの里」について、「さらしなそば」という名称にも表れているように、清冽で美しい里というイメージが歴史的に持たれていたことを改めて発信し、「さらしなの里のさらしなそば」という魅力や付加価値を多くの方に認識していただきます。
さらに、そば店によるキャンペーンを実施するとともに、「さらしなそば」の勉強会やそば打ち教室を開催するなど、そば祭りを契機として、千曲市を多くの人に知ってもらい、訪れてもらうためのプロジェクトを展開します。