さらしなの里を「月の都」にしたはじまりの歌が、平安時代初期、天皇の命で編まれた古今和歌集に載る「わが心慰めかねつさらしなや姨捨山にてる月を見て」の歌です。この歌は詠んだ人がだれか分からないのですが、後世の日本の文芸や文化に与えた大きな影響を思うと、やはりどのような経緯でだれが作ったのか知りたくなります。和歌をはじめ王朝の政治や軍事など研究者の論考を紹介したり読み解いたりしながら、その辺を追究している次のサイトを、ご関心のある方はご覧ください。
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車をとめて「月の都」の素晴らしい景観を一望できるがビュースポットの建設が2024年から始まっており、千曲市日本遺産推進協議会ではこのビュースポットの一角に、「わが心慰めかねつさらしなや姨捨山にてる月を見て」の歌碑を建てる計画を進めています。この歌碑によって「月の都」はさらに魅力が高まるでしょう。