「姨捨の棚田」のできた証し、ドローン写真であざやかに

 この写真は、千曲市羽尾の上水清さん(冠着山の自然と文化遺産を保存する会事務局長)が、知り合いの方と一緒にドローンで撮ったものです。紅葉が始まった10月下旬です。方角でいうと頂上からは北西。中央に千曲高原カントリークラブのゴルフ場、その右に大池、高速道路、姨捨サービスエリアが見えます。奥の山並みは北アルプスと立山連峰です。

 この写真をみると、信州大学名誉教授(地震学)の塚原弘昭さんが解説してきた「姨捨の棚田」の成り立ちの経緯がよくわかります。ゴルフ場のあたりは大昔、大きな山だったのですが、この山体が崩壊し、右側に土砂が滑り落ちていきました。その土砂は現在の「姨捨の棚田」の土となっているそうです。崩れたあとの窪地には水がたまり、現在の大池です。

 上水さんのフェイスブックにはほかの航空写真も載っていますので、ご覧ください。https://www.facebook.com/kiyoshi.agemize

 塚原さんの解説は次のサイトをご覧ください。更級への旅142号

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