棚田ができたわけ、稲刈り前に出前授業


「月の都」の魅力を子どもたちに紹介するさらしなルネサンスの出前授業は、9月21日、八幡小学校で「姨捨に棚田ができたわけ」をテーマに行いました。16日の「千曲市が月の都のわけ」に続き、5年生が対象。当会副会長で信州大学名誉教授の塚原弘昭さんがパワーポイントを使って話しました。

 八幡小学校の校舎の窓からは、姨捨の棚田が真正面に見えます。5年生はあすの22日、棚田の稲刈り学習に行くことになっており、とても良いタイミングでした。目の前に広がる広大な棚田は、昔の地滑りでできたもので、地滑りの起きた最初の部分に水が溜まって大池となり、これが棚田をうるおす水として2000枚以上の棚田が出来上がったことを説明しました。自分で手書きしたイラストタッチの説明図をスライドにしたり、小学生が習う漢字を使うなど、子どもたちへの授業だという配慮がなされていました。棚田の中にある長楽寺の巨大な姨岩(おばいわ)も、地滑りで上の方から運ばれてきたことを説明すると、一緒に聞いていた先生からも「へえそうなんだ」という驚きが出ていました。

 八幡小学校でのルネサンスの出前授業は、あともう1回、30日にあります。「田毎の月って本当に見られるの?」がテーマです。

 下の写真は八幡小校舎3階から見える棚田と冠着山の景色です

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