長野市民新聞は「長野の大地」シリーズで、信濃三十三番札所がある土地の歴史について、月に2回ずつの連載をしています。執筆者は、地学団体研究会という全国組織の長野支部の会員で、3月3日付けの第17回は、千曲市姨捨の長楽寺が取り上げられ、信州大学名誉教授(地震学)でさらしなねルネサンス副会長の塚原弘昭さんが担当しました。境内にある巨岩の姨石(おばいし)が、なぜあそこにあるのかなどを地学の観点から紹介しています。なお、「さらしな地域」にある33番札所は、長楽寺のほかに、観音札所は塩崎の長谷寺、八幡中原の開眼寺、篠ノ井岡田の常光寺(岡田観音)があります。そのうち常光寺については既に昨年10月7日号に載っています。この連載の趣旨を紹介する初回と第2回の記事もどうぞ。