東京・日本橋にある奈良県のアンテナショップで、「旅さらら」という観光パンフを見つけました。さらしなの響きに似ています。このタイトルは、日本という国家の形を最初につくった飛鳥時代の女性天皇、持統天皇の子どものときからの呼び名「うののさらら」からつけたものでした。
持統天皇は中国など外国に対して日本が一流の国であることを示す日本で最初の都を、現在の橿原市に築いた人で、都の名前は「藤原京」と呼ばれています。その歴史と持統天皇の幼名を前面に出して、橿原の魅力を世界に知ってもらおうという狙いです。すがすがしく躍動感のある「さら」の音色が、奈良の人たちの間でも響いています。橿原市の観光サイトの名前もズバリ「さらら」です。持統天皇の本の名前とさらしなの関係については、次のページhttp://www.sarashinado.com/sarara/もごらんください。