
昨年に続き更級小学校の5年生に、冠着山(姨捨山)と姨捨の棚田がどのようにできたのかについて信州大学名誉教授(地震学)の塚原弘昭さんと一緒に6月9日、出前授業を行いました。5年生は5月30日に姨捨の棚田で田植えをしたばかりで、また6月16日には冠着登山をすることになっていたので、それぞれの学習を深めてもらいたいと思いました。
600万年前にマグマが地底から上昇し、噴火。その後長い年月をかけ岩や土が削られ現在残っているのが、児抱岩(ぼこだきいわ)や屏風岩(びょうぶいわ)であることを伝えました。今回は特に児抱岩という名前は、子どもを親が抱いているように見えていたことから付けられたこと、ただ、残念なことにその子どもの岩は大地震で崩れ落ちてしまったこと、そしてその子どもの岩たちは登山を始める坊城平で見ることができることも伝えました。
姨捨の棚田は40万年前の三峯山(みつみねさん)の大崩壊で滑り下った土や岩、石でできていることも伝えました。塩尻市の立体地形図の会制作の千曲市のパノラマ写真も黒板に張り、冠着山の西側に三峯山があり近い山であること知ってもらいました。
現在の冠着山、三峯山、そして姨捨の棚田も大きな地震という災害の結果の姿であること、だから、今の景観もずっと続くとは限らないこと、そしてだからこそわれわれが見ている美しい景観はかけがえのないものであることを伝えました。(大谷善邦)
昨年の出前授業の様子は次をクリック。https://sarashina-r.com/?p=9467

