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手打ちさらしなそば選手権ー栃木で、王座決定戦も

2018.03.02 kanrisha


 白いさらしなそばの手打ちの技を競う大会が毎年、栃木県足利市で開かれています。千曲市で開かれた昨年11月の「さらしなの里そば祭り」で、さらしなルネサンスが講演者として招いた手打ちさらしな名人根本忠明さんが主宰するもので、2月25日(日)に開かれた今年の大会に、当会のメンバーら3人が車で行ってきました。(さらしなルネサンス副会長 馬場條) 

 大会の名称は「『さらしな』そば打ち技術選手権」。予定では4人で参加するはずでしたが、1人はインフルエンザに家族がかかっているということで強引に帰ってもらいました。9時の受付開始ピッタリに駐車場に到着。根本さんとのご縁をつくってくれた千曲市副市長でそば打ちもする山本さんの出迎えを受け、会場に入りました。定員120名分の椅子は、ほぼ満席状態。熱気が感じられました。

 さらしなそばの名前の由来の地から来たということで、来賓席が設けられていたのは驚きました。私が代表として山本副市長さんと並んで座りました。根本先生から、是非一言と言われておりましたので、「信州は、さらしな里、千曲市から仲間3人で参りました、さらしなルネサンスの副会長馬場條です。今日は大変興味深く、楽しみにしてまいりました」とあいさつしました。

 山本副市長もあいさつされました。根本さんと千曲市や我々さらしなルネサンスとの関わりやご縁を語り、千曲市のさらしなの里がさらしなそばの名の由来地であったこと、そして古くからそばの産地であったことなどを紹介してくださいました。
 9時30分より、根本先生が「さらしなそば」の出来るまでのその芸術品的技術を、プロジェクター通じて説明しました。蕎麦を1㎜以下に切る作業は素早く見事で、正に「神がかり的技」という表現がぴったりでした。

 次に12名による「第7回さらしなそば打ち技術選手権」。制限時間40分の間に、全ての選手が見事な出来ばえのさらしなそばを切り終えました。第7回の優勝者は佐藤さんという年配の女性の方で、その方を交え歴代6名(一人不参加))の優勝者による王座決定戦が行われました。お題は「紅色30%の混じったさらしなそば」で、そのお題に向け、6名の選手が技術を争ったわけですが、残念ながら帰りの時間となり、最後を見届かずに帰途つきました。

 「さらしな」オタクの私にとっては、このような熱気のもと、大勢の参加者、見学者集う様、うらやましい光景でした。今回の足利訪問には、新年度から姨捨観光会館の運営を担う当会の宮坂勝彦副会長も参加しました。帰路の車中、世界でも特徴ある日本の食文化の蕎麦、「さらしなそば」の名前の由来の地としてさらしなルネサンスとして何を成すべきか、また、姨捨観光会館として「さらしなそば」を、どう生かしたらよいか熱く語らいながらの3人でした。