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月の都・千年文化 再発見の里づくり

さらしなブログ

「田毎の月」って何?八幡小5年生に解き明かす

2021.09.30 大谷公人


「月の都」の魅力を子どもたちに紹介するさらしなルネサンスの出前授業第4回は,9月30日,八幡小学校で「さらしなおばすての俳句と田毎の月」をテーマに行いました。八幡小学校5年生を対象にした連続講座の3回目となる今回は,当会理事で元更級小学校長の児玉淳子さんがパワーポイントを使って授業を行いました。 

「田毎の月」が出てくる最も古い文章は,上杉謙信が武田信玄打倒を願って,八幡の武水別神社に捧げた文書「祖母捨山田毎潤満月の影」(おばすてやま 田毎に潤う満月の影)だそうです。

 

田毎の月は現実にはあり得ない現象なので「摩訶不思議」なのですが,それはどういうことなのでしょうか。以前に高校生が鏡を使って実験しましたが,田が斜めになることはないので,これは実際にはあり得ません。

 

ではどうして「田毎の月」なのでしょうか。それは,棚田の畦を歩きながら,田1枚1枚に映る月を見た人が,心の中で全部の田に映っていると感じたのかもしれないし,一か所に停まって田に映る月を見ていた人が,月が映る田が時間と共に変わっていく様子を心の中で全部の田に映っていると感じたのかもしれません。つまり「田毎の月」は自分の心の中にできた風景なのです。

時間と共に月が1枚1枚の田を動いていきます

子ども達は今回もとても熱心に学習していました。積極的に感想を発表してくれ,学んだことが身についていることがよくわかりました。

八幡小学校5年生の皆さん。3回の出前授業を受けていただきありがとうございました。これからも郷土に関心を持ち続けて,故郷を大切にする人になってもらいたいと願っています。

さらしなルネサンスでは,この後10月に更級小学校で三日間出前授業を行います。