さらしなルネサンス
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月の都・千年文化 再発見の里づくり

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特別企画「花の吉野・月のさらしな」を開催

奈良県の吉野山は美しい桜で有名ですが、吉野は日本という国家の礎を築いた古代の天皇たちの心のよりどころであり、今も日本独自の修験道が息づく地として、世界文化遺産に登録されています。「さらしな」は、その吉野とならぶ日本の美の象徴です。

江戸時代、軽井沢の追分にある、花の吉野と月のさらしなを並び称した「分去れ碑」が、その証拠です。なぜ、吉野とさらしなが並び称されたのか。2015年6月27日、その理由を、吉野山を代表するお寺の金峯山寺前宗務総長で現役の修験者の田中利典さんをお招きして、探りました。

田中さんにはさらしなの里のシンボルである冠着山(姨捨山)にも登ってもらいました。冠着山はかつて修験者の修行場だったからです。古代から中世、ここに吉野山の修験者もやってきて、その見聞を踏まえて世阿弥の謡曲「姨捨」ができた可能性があります。集会では、田中さんが冠着山を体験して、どうお感じになったかもお聞きしました。

田中さんのお話の内容について、さらしなルネサンス側が質問しながら対談し、さらしなの里の魅力を浮かび上がらせました。

(当日の詳しい報告については、更級への旅新聞245号246号をクリックしてください)

◆プログラム

1部:田中利典さんと冠着山登山(午前)

2部:田中利典さんの講演会(午後)会場:八幡公民館

◆田中利典さんのプロフィール

1955年京都府生まれ。71年吉野金峯山寺にて得度。79年龍谷大学文学部仏教学科卒業。2001年金峯山修験本宗宗務総長と、金峯山寺執行長に就任。帝塚山大学特定教授、紀伊山地三霊場会議代表幹事、日本山岳修験学会評議員なども務める。著書に「体を使って心をおさめる修験道入門(集英社新書)」など。

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